下書きに残っていた「初詣」
記事管理を見ていたら…
アップしたつもりで下書きのまま残っている日記に気づいた。
父の入院騒ぎでそのままになってしまったようだ。
この「初詣」は新年早々に書いた日記。
このころはまだ、じいちゃんの体調の変化に気づいておらず、ノンキなものである。
我ながら、あきれる。
ほんと、罰当たりな娘だ。
じいちゃん、ごめんね。。。
😥😥😥😥😥
大晦日、じいちゃんの夕飯を済ませ、身体も拭いて、夜10時に我が家をスタート。
我が家近くの神社ならこんなに早く出なくても年明けには十分間に合うのだが、目的地はお店のエリアの本氷川神社。
いつも行列で混みあう神社なので余裕を持ってのスタート。
年内最終日の洗い物もそのままだったしね…
お店にも早く着いたので、時間調整という名目で相方がビールを飲み始めたものだから、おかげで洗い物が増えてしまった。。。
お店から本氷川神社までは徒歩15分、いつもは11時になってからスタートしてかなり並ぶ。
今年こそはと行列の前の方を狙っていたので、11時前にお店を出た。
ところがそういう時に限って、みなさん出足が遅く、神社の前にはだぁれもいない。
こうなってくると不安が…
「今日って大晦日だよね?」
「今年は本氷川、お休み?」
そんなことあるわけないけど、ついついそう考えてしまうほど。
私達の後に来たおばあちゃんも「今年はみんな遅いわねぇ…」と不安そう。
おかげで先頭とれた。
0時5分前に氏子の世話役さんたちがお詣り。
私達は先に、茅の輪くぐりをして待った。
もちろんお詣りは先頭!
元旦から幸先いいぞ!
今年はいい年になりそう!
だんだん風が強くなってきた。
さっきまではいつもの初詣より楽チンだったのに…
お詣りの後は世話役さんたちが用意してくれたお神酒、甘酒、おでんに豚汁で暖をとり…
おっ、焼き芋もあるぞ!
ホイルに包まれた焼き芋は、お札のお焚き上げの火で焼いたもの。
薄暗がりでホイルをはずし、皮をむいたらまた皮がある…???
タマネギみたい…
かがり火にあててよく見たら、お芋を濡れた新聞紙かキッチンペーパーで巻いてからホイルに包んでたのね。
中までトロ~ッとして美味しい。
家に着くころには、風がとても強く冷たくなっていました。
この、北千住の本氷川神社への初詣は、私達が付き合いだす前からの決まりごと。
絶対欠かせない我が家のしきたり。
この初詣がきっかけとも言えるのだから。
相方とは初対面の時から気が合った…というか、興味とかジョークがミョーに合うのである。
私は本が好きで、自称本好きの初対面の相手には好きな作家の話題を振ってみる。
ほとんどの自称本好きでも、私の好きな作家の本まで読んでいる人にはなかなか会えない。
いたとしても、私が読む視線では読んでいなかったり…
だからいつも、会話は盛り上がらず終い。
ところが相方の場合は「あぁ、〇〇を書いた人ね。それなら△△も読んでみるといいよ」などというアドバイスもくれた。
え?こいつ、ただの酔っ払いじゃないと思い、彼を知る人に聞いてみたら、けっこう学のある職業の人だった。
そんな学のある人がウチの店なんかに来るわけないと思い、念には念を入れて、ネットでも検索してみた。
そしたら、、、一応、一応ですよ、著書もある。
へぇ…と思った。
そんな方が、人づてに聞いたからとわざわざ私の店に飲みに来るなんて。
そんな出会いに始まり、とにかく退屈しない相手なので、よく二人で飲み食いに出かけた。
誤解しないでくださいね、店の後でゴハンに行ったりお休みの日に飲みに行ったりしたのは、彼だけです。
「大晦日は予定ある?」「お店は開けるけど、そのあとの予定はないよ」「じゃぁ、お店閉めたら初詣行こうか」
そんなやり取りで「2人で本氷川神社」が定着した。
行かなかったのは去年だけ…母の忌中だったから。
いつもなら、初詣の後は朝まで営業の焼肉屋さんに行くのだが、今回はじいちゃんが心配なのでまっすぐ帰宅。
帰宅後、元旦に来る予定の娘達にバナナブレッドを焼き、焼きあがるまでに正月料理も下ごしらえ。
ベッドに入ったのは、もうすっかり元日の朝になってから。
おせち料理、毎年毎年「来年は買ってきて、盛り付けるだけにしよう」と思うのだが、ついついいつも作ってしまう。
忙しい日々は自業自得ですね。。。
🎍🎍🎍🎍🎍
と、こんな風に大晦日を過ごしたのでした。
わからなかったのだから当然と言えば当然なのだけれど、私の頭の中は「いつもの大晦日の過ごし方」しかなかった。
そして、去年は母の忌中で正月らしいことができなかったから今年は正月らしい正月にしてあげようと、楽しいことばかり見て、見るべきものを見落としてしまっていた。
私には相方というパートナーがいるけど、法律上はシングル。
だから父のことで相方に面倒をかけてはいけないと思い頑張ってきた。
でも、もっと、細やかに父のことを観察すべきだった。
ごめんね、じいちゃん。。。
😭😭😭😭😭