じいちゃんとワンコと…日々の生活

子供達が独立して、ワンコとの気楽な生活になるはずだった。母が亡くなって、末っ子なのにじいちゃんをひきとることになり、まだまだ忙しい日々が続きます。

施設探し5⃣

3月も半ばを過ぎた頃、もうちょっと範囲を広げようかということになった。

埼玉方面、東京方面、両方とも。


埼玉方面は交通手段がバスしかなくて不便だから、入居しても姉が来た時くらいしか面会に行けそうもない。

まずは東京方面、足立区の施設から攻めていくことにした。


お店がある北千住エリアに候補が数軒。

まずはパンフなどの資料で2軒に絞り込み、同じ日に見学を申し込んだ。


まず店から近い方の施設。

駐輪場が2台分しかない。

1階のデイサービスのフロア、散らかし放題😥

どこの施設でもクリーニング屋さんは週に1回くらいしか来ないので、間に合わない場合は職員さんが洗濯機で洗ってくれるのだが、その干し方が…。

なんだかなぁ。。。

それにすごく狭い。

建物自体も小さいけど、部屋も狭いし廊下も狭い。

狭いところに物が乱雑に置かれているので、空気まで澱んでいるような感じがする。

外に出てすぐ姉が「ここはダメだね。汚い。」

利点は店に近いということくらい。

私は便利だけど、あんなに物が雑然としたところではじいちゃんが納得しないね。

ウチのじいちゃんに限らず、入居者が物に足をひっかけ転びかねない。


店の近くでお茶して気分を変えて、もう1軒の施設へ☕️🚬☕️


こちらの施設は駅を挟んで反対側。

この施設にお願いするとなると、私は駅に着いて施設に顔を出し、駅まで戻って店に行くことになる。

いつもより2時間早く家を出て、夕飯まで施設にいて、駅近で買い物やら食事やらして店に行けばいい。


この「ワンクッション」がとても大事。

母の見舞いに世田谷まで通ってた時も、千住に戻る前に必ず千歳船橋駅のドトールコーヒーで気分を変えた。

親の喜ぶ顔は嬉しいのだが、嬉しい顔よりも帰り際の寂しそうな顔、心細い顔の方が頭に染み付いてとてもつらい。


散らかし放題の施設を見た直後だから、この施設はすごく片付いて見える。

というか、本当に片付いてる。

窓は天井から床までガラス張りでよく陽が入るから、雰囲気も明るい。

建って3年だそうだ。


1階にはフロント、談話室、厨房、リハビリ室などがあった。

厨房には横長のハメ殺しの窓があって、調理の様子が見れる。

衛生面で自信のある証拠。

調理器具は置くべきところにきちんとあり、清潔。

リハビリ室はそれぞれの機具の間を車イスでも行き来ができるように、広〜く機具を配置している。

スポーツクラブですよと言われたら、あぁそうなんだと思うほどの設備。

もちろん、老人用に負荷を落としてるそうだ。

リハビリスタッフだけでも5〜6人いた。

中央には、腰くらいの高さにマット敷きのスペースがあった。


エレベーターで入居棟へ。

もちろん暗証番号を入れないとエレベーターは来ない。

2階3階が通常の入居棟、4階から上は認知の入居棟。

父はまだ軽度なので、入居するなら3階になると言われた。

父の段階の人を上階にすると、余計に進行しかねないのかも。


自分の状態を認識するのは難しいけど周りの状態はわかっているから、「どうして俺がコイツラと同じところにいなきゃならないんだ?」ってことになるものね。

不思議がるだけではなく、そのうちに「俺は捨てられた」とか「家も財産も取り上げられて、ここに閉じ込められてる」と被害妄想が進む可能性もある。


部屋は4人部屋。

上の階に個室もあるのだが、希望者がいないので使っていないそうだ。

それに同室者があった方が顔見知りもできるし、夜も安心して眠れるのではないかと。

それもそうね。

じいちゃんもよく、夜中に誰か来たと言ってたっけ。

あれって、その時は寂しいのかなとか何か霊的なものを想像してたけど、認知の初期の症状。

そういう時は誰かそばにいると安心するものだ。


一通り見せてもらって、1階ロビーで料金の説明を受けた。

姉はもうその気になっている。

もちろん、私も。

だって、まるでちょっとしたホテルみたいなんだもの😄


それに入居期間が1年。

3か月やそこらで環境を変える必要もない。

聞いてみたら、一番長い人は3年いるそうだ。

通常は一定期間経ったら一度退所して更新しなきゃならないのだが、ここは入居したままで更新手続きできるという。

更新手続き中もずっと同じ環境に居られるというわけ。

これ、いいよね。

だって本人には引越し引越しって、何が何やらわからないんだから。

肉体的にも疲れるし、精神的にも影響ある。


後は施設側の会議でじいちゃんが受け入れてもらえるかどうか…😖

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