じいちゃんとワンコと…日々の生活

子供達が独立して、ワンコとの気楽な生活になるはずだった。母が亡くなって、末っ子なのにじいちゃんをひきとることになり、まだまだ忙しい日々が続きます。

施設探し4⃣

自宅からお店までクルマで行くとしたら、通り道にある施設。

あいにく私はクルマの免許なしで電車で通ってるから、この施設にお願いするなら午前中に顔を出して一旦帰宅してから店に行かねばならなくなる。

良いところならば、それも良しとせねばならない。


建物の正面は住宅街、後ろは水路があって大きな公園もある。


見学に行った時、ちょうどデイサービスの送迎車がスタンバイしていた。

見ると2台ある送迎車、2台ともボコボコ。

利用者のおじいさんおばあさんが乗ってる時にぶつけたのかしら?

どうして直さないんだろう?

印象悪いよね。

もしボコボコのクルマでお迎えに来たら、私なら送迎はこちらでしますって乗車拒否するなぁ。


まず最初に、担当者とロビーで面談した。

担当者が言うには、大抵の施設は3カ月から半年、長くて1年の入居期間だが、ここは責任者の判断で3年までみてくれるそうだ。

それはありがたい。

理由は、年寄りにコロコロ環境を変えるのは決して良いことではないから。

そりゃあそうだよね。

それに、最初の受け入れ先を探すのにこれだけの期間を要しているのだから、3カ月なんてすぐ過ぎちゃう。

入居が決まっても、家族はすぐに次の施設探しだ。

入居者本人の介護だけではなくご家族のサポートも、というのがここの理念らしい。

年寄りのことを考えてくれてるなぁ、という印象を受けた。


フロアを案内してもらった。

各フロアにロビーがあるのはいずれも同じ。

ここでアレッ?と思ったのは、建物の構造。

エレベーターを降りて目の前にステーションがあって、ステーションからよく見える角度でロビー。

ロビーにいる時はちゃんと目が届く。

でも、そのロビーは壁で囲まれていて、壁をぐるっと回るように廊下があって各部屋がある。

ステーションから部屋の入り口は、壁があるから見えない。

夜中は?

見えなくていいの?

コール押しても、まっすぐすっ飛んで行けないじゃん。

廊下はエレベーターの後ろ側にもあるから、どこ部屋に行くにしてもぐるっと回ることになる。


部屋も見せてもらった。

4人部屋の場合、ベッドの配列は普通部屋に入って左右に2台ずつ壁にアタマをくっつける感じよね?

ところがここは違った。

右奥のベッドが壁にアタマをくっつけてあって、その手前のベッドは壁に沿って置いてある。

左奥のは窓に沿って置いてあり、左手前のは左の壁にアタマをくっつけてる。

卍型、そして狭い。

それぞれカーテンが引いてあるから、奥のベッドの様子を見るにはカーテンをかき分けかき分けいかねばならない。

奥の人がカーテンを引けば手前のベッドは昼間でも薄暗い。

2人、せいぜい3人のスペースを4人部屋にしてるのかしら?


浴室のある階には理髪室があった。

普通は訪問理髪店が来て、各フロアの洗面所の近くでカットしてくれるのだが、ここは「床屋さんに行った」という気分を味わってもらいたいということで、理髪室を設けているそうだ。


「ご家族も仕事があるでしょうから、早急に受け入れ態勢を整えますので、なるべく早く相談員さんを通してお返事を。」とのことだった。

下手な言い訳や見えすいた駆け引きは一切なかった。


結局、3⃣よりはマシ、ということで保留にした。

建物の構造には不満はあるが、年寄りのことを考えてくれてる。

ただ、造りが造りだから、万一の場合の誘導が心配ではある。

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